【インバウンド業界必見】台湾人観光客の特徴と効果的なインフルエンサーマーケティングとは?

日本政府観光局の最新データによると、6月の訪日台湾人観光客数は389,000人と2019年の84.4%の水準まで回復していることがわかりました。これは訪日観光客全体の回復率、72%を大きく上回り、台湾人観光客の回復が急速に進んでいることがわかります!

今回はコロナ前から訪日旅行の需要が非常に強く、さらに円安効果も相まって日本旅行熱が益々高まっている台湾人観光客にフォーカスし、その特徴やインフルエンサーマーケティング戦略について徹底解説します!

目次
1. 台湾の高い「訪日旅行熱」
2. 訪日台湾人の3つの特徴
3. 効果的なSNSの活用インフルエンサーマーケティング戦略

台湾の高い「訪日旅行熱」

実際に「日本旅行」というキーワードの台湾における検索ボリュームの推移をGoogleトレンドで見てみると昨年、日本政府が個人旅行解禁を発表した後、日本旅行の検索需要が急上昇し、その後も検索需要の高い状態が維持されているのが分かります!

またこんなデータもあります!コロナ禍の2021年に日本台湾交流協会が行った調査によると、日本へ行きたいと答えた台湾人の割合は89%とコロナ前の90%とほとんど変わらず、特に20歳〜39歳の若い年齢層の97%が日本へ旅行に行きたいと回答しており、訪日旅行への意欲が非常に強いことが現れています。

訪日台湾人の3つの特徴

訪日台湾人の特徴1:リピーターが多い

まず最初に訪日台湾人の特徴としてリピーターが非常に多いことが挙げられます。日本政府観光局の2019年の資料によると、過去1回以上訪日したことがある人の割合は86.8%に達しています!

訪日台湾人の特徴2:「食」への高い関心

日本政府観光局の2019年の資料によると訪日台湾人が「日本でしたこと」のトップは日本食を食べることで 96.7%に達しています。また「買ったもの」としては菓子類が 78.1%にのぼり、したこと、買ったものいずれも日本の「食」に関係することがわかります。

訪日台湾人の特徴3:SNS、動画サイト、ブログが主な情報源

日本政府観光局の2019年の資料によると、訪日台湾人が出発前に得た旅行情報源として最も多いのは 34.8%を占めたSNSおよび動画サイトで、続いてブログの 34%であることがわかりました。また得た情報の中で役に立ったのは交通手段に関するものが60%となっており、観光地をPRする際には交通手段に関する情報は必須と言えます!

効果的なSNSの活用インフルエンサーマーケティング戦略

上記の通り、訪日旅行の情報源としてはSNSや動画サイトの割合が高く、これらを活用しマーケティングを行っていくことは必要不可欠となります。しかし、台湾は日本と各SNS媒体の利用率や利用方法が異なる場合が多いため、台湾の利用習慣をしっかり把握することが、ターゲットへの的確なアプローチのために重要となります!

台湾における3大SNS媒体の利用率

日本で一番利用者が多いのはTwitterで、利用率は5割強となっています。一方台湾ではTwitterの利用者が3割と利用者が少ないのに対して、Facebookの利用率は9割を超え、影響力が非常に大きい媒体となっています。そのため台湾では多くの企業、ブランドがFacebookアカウントを運用し、情報発信を行っています。

各SNSの活用方法

1. Facebook
✅利用者が最も多く、年齢層が広い
✅文章を活用したフォロワーとの深いコミュニケーションに最適
活用方法例)観光スポット、交通情報の詳細を記載

2. Instagram
✅年齢層が最も低い
✅興味を引く画像で商品やサービスの印象を付ける、文字入れをした解説投稿
活用方法例)インスタ映えサービス、商品、グルメ
#東京美食 #東京必吃 など、台湾人が良く使う「食」に関するハッシュタグを付ける!

3. YouTube
✅年齢層は中間
活用方法例)旅行Vlog

インフルエンサーマーケティング戦略

詳しい情報の掲載にはFacebookを、交通手段は必須事項!

台湾では利用率が9割を超えるFacebookの活用は必要不可欠です。投稿は文章と写真で詳しい旅程などを紹介。また訪日台湾人はリピーターが86.8%に上るためややコアなスポットなどの情報入れるとより興味を引くことができる可能性があります!

また、6割の人が旅行中に役立ったものとして挙げたのが交通手段に関連する情報です。文章中に詳しい道のりや費用を示すとより有益な内容になります。

台湾ではSNSの投稿に文章をしっかり書く習慣があるので文字が多すぎるかも?と言った心配はいりません!

資料元:Wendy’s Journey (ブログ)

インバウンドのビジネスチャンスは観光業だけではない!

台湾のインフルエンサーの活用においてはコロナ前から旅行に他の業種のサービスを組み合わせたPRをするケースが多く見られます。下記の案件ではクレジットカードの優待や日本で使用した際の手数料の優遇措置などの詳細が書かれています。

訪日台湾人の増加に絡めてクレジットカード、保険、WiFi、荷物の配送や預かりサービスなど観光地やホテル以外にもビジネスチャンスの幅が広いことに注目しPRを検討する必要があると言えそうです。

資料元:Wei笑生活 (フェイスブック)

最後に

iKalaが長年インフルエンサーマーケティングのサポートをしてきた経験を基に台湾のインフルエンサーとコラボを実施する際のスケジュールを作成しました!是非、ご参考にしてください。

尚、旅行関係の案件で現地へインフルエンサーが行って体験やレビューなどをする必要がある場合は内容のすり合わせと撮影にプラス3-4週間必要となるので注意が必要です。

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